廃図書館の魔女 -2005.10.10-


「(なんでまたあいつがいんのヨ)」


崩れかけた外観に古びた本ばかりなこの図書館は
町の人からは「廃図書館」と呼ばれています。
やはりと言いますか利用者はあまりいません。
こないだ引退したおじいちゃんに代わって
孫の彼女が渋々管理人を務めています。
近所の子供らに「廃図書館の魔女」と呼ばれて評判悪いです。


待ちぼうけ状態の奥の彼は
おじいちゃんの顔馴染みで常連さん。
よく薄汚い書物を持ち込んでは勝手に蔵書を増やしてます。
ついでに抄本室を私室化してます。結構住んでます。
だからかお孫さんにはかなり嫌われてます。
今回もまた抄本室の鍵を付け替えられ途方にくれていました。
か な し い 。
ところで彼の持ち込む本は実は歴史的に非常に価値の高いものばかりです。
何者かはまた今度。




背景はフリー写真を参考にしました。